症状

女性の薄毛の症状

女性の薄毛はホルモンバランスの乱れなどが原因になっていることが多く、男性とは少し違った次の症状があります。
ここでは、女性の薄毛の症状として代表的な「4つの脱毛症」を紹介しておきます。

1つ目は「瀰漫(びまん)性脱毛症」です。
別名で女性型脱毛症とも言います。
びまん(瀰漫)というのは「全面に広がる」という意味で、女性に一番多く見られる頭髪の全体的な脱毛症です。
ホルモンバランスの乱れやストレスが原因で更年期前後によく発症します。

2つ目は「分娩後脱毛症」です。
妊娠後期の女性ホルモンの影響で分娩後に髪のサイクルが乱れ、一気に休止期に入ることで抜け毛が増える状態の脱毛症状です。
通常は半年から1年で自然回復しますが、体力の回復が遅い場合は回復に時間がかかります。

3つ目は「批糠(ひこう)性脱毛症」です。
皮膚の表層の角質が増殖して糠(ぬか)のようにはがれ毛穴を塞ぐことで炎症を起こし、毛穴が塞がれることで髪の毛が成長できなくなることで起きる脱毛症で、育毛剤では治すことができません。

4つ目は「牽引性脱毛症」です。
髪の一部だけを強く引っ張ったり同じ分け目にしたりするヘアスタイルを長期間続けていると、その部分だけ抜け毛が目立つようになる脱毛症です。
頭髪の分け目、三つ編みやポニーテイルなど、髪を強く引っ張ったり結んだりする髪型などを長期間続けると発症しますが、時々、髪型を変えればそれを防ぐことができます。

薄毛を改善するためには育毛剤の使用が良いですが、併せて血行を良くする頭皮マッサージやバランスの良い食生活を送るとさらに高い効果が期待できるでしょう。

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